26歳女 中途半端な恋人関係を断ち切ってスッキリ

私はAセク(異性にも同性にも恋愛感情を抱かない無性愛者)です。

しかし、そんな自分を受け入れることができず、なんとか異性を好きになろうと努力したことがあります。

その人と出会ったのは、友人が主催した合コンです。

ちょうど「何とか異性を好きになりたい」と苦しんでいた真っ最中だったので参加してみたものの、お酒の席や大人数がいる場が苦手だった私は、サラダや揚げ物をちびちびつまみながら席の端っこで愛想笑いをしていました。

そんなとき、ふと、向かいの席でも私と同じような所作をしている男性が目に留まりました。

お互いがお互いに対して、こういった場に慣れていないのだな、と感じたことが分かり、同時に好感を持ちました。

のちにお互い猫好きだと分かった私たちは、自然と連絡先を交換し、何度か食事に行く仲になりました。

しかし、相手が自分に抱いている感情と、自分が相手に抱いている感情の差が大きくなるにつれ、私はだんだんと辛くなっていきました。

私は彼のことが好きでしたが、やはりどうしても、異性として好きにはなれなかったのです。

しかし、当時は「それでも彼しかいない」とかたくなに信じ、何度目かの食事のあとに「付き合ってください」と言われた時も、喜んだふりをしながら受け入れてしまいました。

今思えば、相手にとってこんなに失礼なことはありません。

当たり前ですが、付き合い始めてから一層気持ちの差は開く一方で、相手の求める言葉や行為を返してあげられることが減り、私はどんどん疲れていきました。

そしてある時、限界を感じて、体調を理由にして彼に別れを切り出しました。

彼には「私に付き合って体調の回復を待つよりも、あなたに合う人を探してほしい」と告げました。

それはどれも本心でしたが、今となってはやはり、自分の本質と現状との齟齬が一番の理由だったように感じられます。

彼とすっぱり分かれたあとは、想像以上にスッキリして心に余裕ができ、崩しがちだった体調も少しずつ回復してきました。

やはり、人間関係は自分に嘘をついてまで続けるものではないなと感じました。