35歳の2児の母です。私は人嫌いな方ではないのですが、以前、どうしても離れたいと思ったママ友達がおり、縁を切ったことがありました。そのときの体験を話したいと思います。彼女とは娘が幼稚園に入園してから知り合いになりました。娘がそのママ友達の娘と仲良くなったことがきっかけで、LINEを交換し、頻繁に連絡を取るようになりました。彼女は面倒見がよく、様々な幼稚園や近所の情報を常に持っており、頼りになるママ友達だと思っていました。しかし、その信頼は徐々に崩壊していくことになります。まず初めに彼女に不信感を抱いたのは、約束を破られたことでした。彼女の方からランチを誘ってくれたにも関わらず、当日になってドタキャンをされたのです。しかし、急用が入ったのなら仕方がないと納得していたのですが、その夜、彼女のインスタグラムを見てみると、他のママ友達とランチをしている写真が投稿されていました。他のママ友達とランチをするのなら、私のことを誘ってもよいものを、誘わずに自分だけ楽しんでいる姿に腹が立ちました。その上、私が彼女のインスタグラムをフォローしていることを知っているくせに、平気な顔をしてランチ会の写真を投稿してしまうデリカシーのなさに苛立ちを覚えました。後日、彼女に「他のママ友達とランチしてたの?」と聞いてみたら「あ、うん。そう。」と軽く返されただけでした。それから彼女に不信感を抱くようになり、少し距離を置いて付き合ってはいましたが、相変わらず彼女の方からは毎日のようにLINEが届き、なかなか距離を開けられずにいました。娘と仲の良い友達のママという手前、はっきりと嫌がる素振りをとることは私にはできませんでした。しかし、しばらくして、彼女と距離を置く、決定打になった出来事があって、私は彼女と距離を置くことに成功します。それは、彼女に指摘をするということでした。娘が幼稚園から「保育参観には保護者1名しか見学できません」というプリントを持ってきたのですが、彼女はそれを知ってか知らずか、「旦那と二人に見に行く予定」と私にLINEで報告してきました。私は「あれ?保護者は一人しかダメだったはず。もしかして彼女は知らないのかな?」と思い、「保護者は一人しかいけないみたいだよ。」と教えてあげました。すると、彼女から「私は幼稚園と交渉して二人で行ってもよいと言われたの。そんなことをあなたに言われなくても、しっかりとプリントを見ているし、確認をとっている。」といった、私に反論する、長文のLINEを送りつけてきました。私は良かれと思って教えただけなのですが、どうやら、それが面倒見が良いと自負する彼女の自尊心を傷付けてしまったようでした。彼女にとって、一番嫌なこととは、命令をされたり、指摘されることなんだとそこで初めて知りました。そこで、私は彼女とズルズルと関係を続けたくはなかったので、彼女からLINEが来たときは、彼女に親切を装いながら指摘してあげたり、逆に面倒を見てあげますよといった風な文章を意識して送るようになりました。やはり、その私の返信が気に食わなかったのでしょう。彼女からのLINEは徐々に減っていき、今では全くこなくなりました。私から彼女にLINEを送ることはないので、今は実質、同じ幼稚園にいながらも、全く連絡を取っていない状態です。今思えば、私は彼女のことを仲良しのママ友達だと思っていましたが、彼女から見た私は、自分の支配下に置いておきたいママの一人だったのでしょう。だから、自分より優位に立たれることを嫌ったのです。私との約束をドタキャンし、悪気もなく涼し気な表情で過ごしているところからも、私を下に見下していたことがよく分かります。もう彼女からLINEが届いても、無視を決め込むつもりです。彼女と離れても後悔はありません。彼女とお付き合いを続けても、イライラするだけですから。人には誰にでも、どこか一つは良いところがあります。しかし、縁を切りたい人がいるのなら、その優しさに目を向けてしまい、ためらってはいけません。一度、嫌だと心で感じるものがあるのなら、きっとこのままお付き合いを続けても、厄介なことに巻き込まれるだけです。自分の限りある人生を楽しく謳歌するために、縁をうまく切ることをおすすめします。